今年のBlack Fridayで購入した音源たちについて、感じたことをまとめました。参考になれば幸いです。
Ivory 3 American Concert Grand D
長年愛用していたIvory II American Concert Grand Dをついにバージョンアップしました。
Ivory IIはmp(弱めの表現)での表現力が素晴らしく、特にピアノが弾ける方には高い満足感を得られる音源でした。ただし、横の広がりが新興音源に比べて弱い印象がありました。
Ivory 3ではこの弱点が大幅に改善され、より現代的な音響になっています。ただし、音色の基本的な傾向は変わらず、同じピアノをサンプリングしているため、馴染みやすい音です。
「完璧なピアノ音源は存在しない」というのが持論ですが、メーカー公式のデモ音源を聴いて気に入ったら購入を検討してみてください。個人的には、バージョンアップして後悔なしです。
Bohemian Violin V4
ソロバイオリンはDTMにおいて非常に難しい音色の一つです。そのため、これまではセクション音色を使うか、生演奏への差し替えを提案していました。
しかし、このBohemian Violin V4はその常識を覆すクオリティを持っています。
キースイッチ不要で最適な奏法に自動切り替えされる設計ですが、多少の編集でさらに良い仕上がりになります。「このクオリティなら」と思えるソロバイオリンを探している方にはぜひ試してほしい音源です。
SDX – STATE OF THE ART
これまでのメインドラム音源はBFD3でしたが、認証不安からSUPERIOR DRUMMER 3への移行を決意。今回は拡張音源のSTATE OF THE ARTを導入しました。
SUPERIOR DRUMMER 3のスネアは、BFD3と比較するとミッドローが多めの印象ですが、ハイの鳴りが良いスネアを求めて拡張ライブラリを追加しました。
現在、自分好みのプリセットを作成している最中ですが、今後も必要に応じてライブラリを増やしていきたいと思っています。
UJAM Black Friday Bundle
「パターンを組み合わせるだけで曲が作れる」というコンセプトのUJAM。DTM初心者向けのDTM教室を運営していることもあり、今回は試しに購入してみました。
最安にあたるUJAM Black Friday Bundleに含まれる7Series 10プラグインバンドルは、軽量級ながら即戦力の音色が魅力です。普段パターンを使った制作はしませんが、音源としても活用でき、初心者向けに非常に良いツールだと感じました。初心者の方に自信を持って勧められる音源です。
まとめ
今年のBlack Fridayで購入した音源は、すべて使用感に満足しています。それぞれの特徴を理解し、用途に合わせて使い分けることで、制作の幅が広がりました。もし気になる音源があれば、ぜひデモ音源を聴いてみてください。
この記事が参考になれば幸いです。